寝台列車でバンコク発ピサヌローク行き -タイの鉄道チケット購入方法もご紹介

タイの中部、スコータイ遺跡群と、山岳部にあるカオコ―に行ってきました。

まずは、旅の起点となるピサヌローク駅までの寝台列車についてを中心にこの記事ではご紹介していきたいと思います。

今回の旅の目的地、スコータイ&カオコー

スコータイ遺跡群

まずスコータイですが、古代都市スコータイの遺跡で、13から14世紀にかけて栄えたスコータイ王朝の首都でした。

現在ではユネスコの世界遺産に登録されています。遺跡群のエリアは、東西約1.8km・南北約1.6kmの城壁に囲まれていて、中心には王宮や仏教寺院などが多く残る歴史公園となっています。特に見どころは、王室寺院のワット・マハタートや、巨大な仏像のワット・シーチュムなどが有名です。

カオコー(ワットプラタート・パーソーンケーオ)

ワットプラタート・パーソーンケーオ

※ワットプラタート・パーソーンケーオ

次にカオコーは、ワットプラタート・パーソーンケーオという珍しい「白い5連仏」が有名な場所です。この写真の5連仏は、ペッチャブーン県の山頂にある寺院で、2004年に仏教の修行の場として建立されたものです。

今回の旅のスケジュール

以下の日程です。ホテル1泊と短時間の旅でしたが、色々見どころが多く楽しめました。

  • 1日目:バンコク・クルンテープアピワット駅から寝台列車に乗車。(列車拍)
  • 2日目:ピッサヌローク駅→スコータイ遺跡→カオコーに移動。(カオコー泊)
  • 3日目:カオコー→ピッサヌローク空港→バンコク・ドンムアン空港

スコータイ・ピサヌローク・カオコーの位置関係

まずは、スコータイ・ピサヌローク・カオコーの3つの位置関係を整理します。

上の図のように、ピサヌロークを真ん中にして、西側がスコータイ遺跡群、東側が5連仏があるカオコー(ペッチャブーン県)になります。

スコータイとピッサヌローク間は平地なので1時間くらいなのですが、ピッサヌローク→カオコーは山を少し登っていくような緩やかな坂道が続くので、結局2時間弱はかかりました。すべて車での移動です。

スコータイとカオコーの行き方

行き方はいくつかありますが、スコータイはバスでも行けますが、カオコーはかなり辺鄙な場所なので公共交通機関でたどり着くのは結構厳しそうでした。

調べると、バンコクから車でそのまま行くパターンや、バンコクからピサヌローク空港まで飛行機で行き、あとはチャーター車でも行けまるようです。ただ今回は、寝台列車に乗りたかったので、時間はかかりますが、行きはバンコクからピサヌロークに寝台列車、帰りはピサヌローク空港からバンコク(ドンムアン空港)に飛行機で戻るルートにしました。

乗車:バンコク・クルンテープアピワット駅

中央駅

※クルンテープアピワット中央駅

寝台列車の乗り場について

タクシーなど車で直接クルンテープアピワット駅に行く場合は、4番ゲートを目印にして向かうと、列車のプラットフォームまでが近いです。かなり大きな駅なので降りる場所も事前にチェックしておきたいところです。夜22時台の列車と遅かったので、私は家からGrabタクシーで向かいました。

ゲート

※改札ゲート

列車の出発予定時刻の約20~30分前にゲートが開きます。近くに椅子があり沢山人が待っているのでわかると思います。

ゲートでは、チケット購入時にメールで送られてくるQRコードを見せるだけの簡単な改札です。特に紙に印刷する必要もありませんでした。もちろん駅で事前に窓口でチケット引き換えなども今は不用です。チケットレス便利ですね。

寝台列車の車内の様子(2等寝台)

駅のホーム

※駅のホーム

22時台にバンコクで寝台列車に乗り込むと、既にシーツは敷かれていて、枕と毛布も座席にセット済み。完全にベッドメイクされた状態になってます。チケットのチェックに車掌さんがすぐ来るので、あとは通路側に設置されたカーテンを閉めて、寝る体制を整えるだけ、といった感じです。食事の販売や飲み物等もなかったかと思います。

2等寝台の座席

※2等寝台の座席

ただ、列車内の冷房はやはり強めで、席の位置によっては、風が直接当たる場合もありそうでした。カーテンを閉めればそれほど寒すぎることもなかったですが、一枚は薄手の上着が必須かなと思います。

2等寝台のカーテンを閉めた様子

※2等寝台のカーテンを閉めた様子

カーテンは完全にぴっちりは閉まらないので脇からたまに風が入ってきたりもします。座席の内側から洗濯ばさみなどでカーテンがひらひらしないように固定してもいいかもしれないなと思いながら寝ました。

下車:ピサヌローク駅

※早朝のピサヌローク駅

※早朝のピサヌローク駅

ピサヌローク駅の到着は、朝4時半過ぎの予定でしたが、タイ鉄道あるあるなのか、結局1時間以上遅れて到着となりました。

駅のトイレに行ったりしていると、朝6時位です。駅の近くに朝もやっている市場があるようだったので、そこに少し寄って時間をつぶそうかと思っていましたが、待ち合わせの時間が来たのでそのままチャーターしていた車を探します。

ドライバーさんと駅前で会えたので、そこから1時間の車移動。まずは有名なスコータイ遺跡群に向かいます。7時にはスコータイ遺跡群の入口に到着です。 

※スコータイ遺跡の詳細はまた後日。

タイ国鉄のチケット購入方法について

タイ国鉄チケット購入はWEBサイトで簡単に買える

タイ国鉄チケット予約サイト

タイ国鉄チケット予約サイト

少し難しそうなイメージがあるかもしれませんが、タイの国鉄チケットは、オンラインで割と簡単に購入ができます。

タイ国鉄予約サイト

WEBサイトを英語表記に切り替え、新規会員の登録。行き先を検索すると列車の時間と列車番号が出るので、選択して座席番号を指定。クレジットカード決済する一般的な流れなので、そこまでハードルは高くないです。

ただ、駅名検索が少しわかりづらいので、そこだけ注意すれば15分もあれば購入できると思います。一応、購入後のキャンセルもマイページから可能なので、行けなくなったらキャンセルすればしっかり後日返金もされます。

駅名の英語表記について

※キーワード検索

※キーワード検索

バンコク・クルンテープ・アピワット中央駅は「Krung Thep Aphiwat」と表記され、
ピサヌローク駅は、「PHITSANULOK」と表記されますので、国鉄サイトで検索してみてください。部分一致で検索ができるので、アピワットの「aphiw」など一部の英語を入れて検索すると駅名が出てきます。

予約開始日は乗車の1か月前から

1等寝台のチケットは座席が少ないこともあり、人気のチェンマイ方面の北部線は特に、すぐ売り切れるようです。

私が買った時も、1等寝台は既に満席でした。2等寝台はまだ余裕がありましたが、乾季の時期はチェンマイは人気なので、予定が決まっている方は、できるだけ早めにチケットをとっておいた方がよいと思います。

 

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