サイアムの近く、チュラロンコーン(Chulalongkorn)大学の獣医学部キャンパスには、犬や猫を診てくれる動物の24時間緊急外来があります。
うちの犬の体調が急に悪くなってしまい、夜中に診ていただいたので、処置内容など簡単ですが記録として残しておきます。いつかバンコクで犬や猫と住んでいる方のお役に立てばうれしいです。
もくじ
チュラロンコーン獣医学部の場所
エラワン祠を曲がった先にあります。サイアムエリアです。
車で建物の入口まで行けますので、Grabなどでピン指定して問題ないです。
チュラロンコーン獣医学部・救急外来受付の場所
わかりにくいですが、左の青いエリアが救急の受付になります。
車が止められる建物の入り口は、上の地図の右側になりますので、右から左に向かって進みます。建物の外を通り、救急外来の建物のドアを開けて進むような感じです。
行く時間にもよると思いますが、私が行った夜中の1時頃には、当然病院の入口あたりには誰も人はおらず、救急外来の中まで入ると、夜勤の看護師やドクターが4,5人いました。
受付カウンターにいたタイ人の若い看護師さんに、片言英語で犬の状況を伝え、受付用紙を記入してしばらく待ちます。 上の写真の右側にカウンターがありました。
夜中ですが、他にも生まれたての子猫の処置や、大型犬の緊急対応があったようで、何人か飼い主さんたちが座って待っていました。
チュラロンコーン獣医学部・救急外来の連絡先(LINE,Mail)
事前にネットで調べていてもわからなかったのですが、救急外来のメールアドレスとLINE(ライン)も書いてありました。後日ラインで事務手続きなどを質問したところ、英語でやり取りが普通に出来ました。
やり取りは日中だったのですが回答まで30分位で返ってきました。24時間LINEを見ているのかはわからないですが、もし急ぎではなければまずラインで聞いてみてもいいかもしれません。
チュラロンコーン獣医学部の救急対応での処置
血液検査・点滴・酸素室、等を対応をしていただきましたが、レントゲンやエコーなどの設備は救急には残念ながらありませんでした。
レントゲンを撮るためには、朝7時に順番待ちをして並ぶ必要があるとの案内をいただき、夜中2時過ぎに帰宅し、翌朝7時前にまたチュラロンコーンまで来ることになりました。
レントゲン撮影は翌朝順番待ちが必要
車を止められる建物の、外壁に↑のような番号札がかけてありますので、一枚カードを取って朝7時のオープンを待ちます。
皆さん車で続々とやってくるのですが、私が番号札の場所がわからず探していると、親切なタイ人のおじさんが教えてくれました。本当に皆さん優しくて、ありがたい。。優しさが身に沁みました。
番号札を取ったら、番号札のかかっていた建物内で受付をします。
その後、その隣の↑の建物に進み、入口右奥にあるレントゲン室にカルテを提出し、順番を待ちます。
20-30分位で呼ばれ、レントゲンを撮影したら、↑の左奥にある診察室が並ぶ部屋に進み、番号が呼ばれるのを待ちます。30分以上待ちました。先生から説明を受けた後、うちは点滴を1時間かけてやり、お会計をして11時頃に帰宅となりました。
4,5時間結局いたのですが、レントゲン以外の新たな検査はしてもらえず、エコー検査も希望したのですが、1か月後以降でないと予約の空きすら無いと言われてしまいました。 結局点滴をしただけだったので、あまり病状も改善せず、再診の予約は取りましたが、結局チュラロンコーンに行くことはありませんでした。
※結局他の病院で入院し、ことなきを得たので、そちらについては、また別で記載したいと思います。
チュラロンコーン獣医学部でかかった費用
処置内容によって変わりますが、レントゲンや点滴や血液検査をして、1回あたり約1,500~2,000バーツ でした。
近所のペットクリニックでは、すぐレントゲンも撮れましたが、費用は3倍位はかかりましたので、チュラロンコーンは料金は安価なのだろうと思います。
チュラロンコーン獣医学部に行ってみた感想・結論
まず、チュラロンコーンで24時間診ていただけるという点は、とてもありがたいと感じました。夜中に具体が悪くなり、どうしたら良いかわからず、とても困っていたので。
ただ、国立大学の動物病院ということで、設備の整った環境を勝手に想像して救急に連れていってしまったのですが、出来る処置には限りがあることもわかりました。
ですので、病状が悪く緊急性高い状態なのであれば、正直チュラロンコーンではなく、他の設備が整った総合病院かクリニックに向かった方が良かったと後々わかりました。
事前に情報が調べきれていなかったので、仕方がないといってしまえば仕方なかったのですが、処置が遅れてしまい今回うちの犬にはかわいそうなことをしたなと、反省もたくさんしました。
日本の地元だったらすぐに病院に連れていけたのに、、と思ってしまったり。なんとも外国で犬と暮らすリスクが身に染みた数日間でした。